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デニム好きの若者よ、書を捨てよ街に出よう!

長年、インテリア業界で活躍するディレクター兼バイヤーの楳澤茂さんが、東京・南青山にコンセプチュアルなお店『NICK WHITE』をスタートさせたのは約1年前。若い頃は某有名古着店に勤務したほどのファッションやデニム好きでも知られる楳澤さんがセレクトしたミッドセンチュリー家具や現代作家のオブジェ、ユニークなアートピースなど、既成概念にとらわれないモノ選びの視点とオススメの商品を一挙、ご紹介します。

ニック・ホワイト氏のコレクションを売るお店がコンセプト

インテリアの名店『MODERNICA』や『Mid-Century MODERN』でマネージャーを務め、念願の自身がプロデュースする『NICK WHITE』を立ち上げたのが2019年の4月。20年以上もインテリアの世界で素敵なモノに触れてきた楳澤さんの審美眼で集めたミッドセンリュリー家具を中心に、現行品から貴重なアート作品、雑貨やオブジェなど、世界中のユニークでセンスの良いものだけを厳選してセレクト。「ミッドセンチュリーにこだわらず僕の好きなマイケル・ヤングのソファーやストリートアートなどを並列で扱う感覚が面白いかなと。うちのボスがアートディレクターということもあって、交流のあるクリエイターの作品も多く取り扱っています。店名の由来は、僕が所属するデザイン事務所が『WHITE DESIGN』でグループ会社が『WHITE』と『MILK』という名前なので、“白繋がり”でネーミングを考案しました。そして生まれたのが架空のコレクター、ニック・ホワイト氏のコレクションを売る店というコンセプトです」

LEFT:Gérard Guermonprez Compas Chair ¥175,000+tax  / RIGHT:Charlotte Perriand Les Arcs Luggage Rack / Stool ¥90,000+tax 

Pierre Guariche Tulip Chair ¥260,000+tax  

 

ニューヨークの肉屋の香りがする、なごみ度100%オブジェ

「ブルックリン在住の日本人アーティスト松尾由貴さんが主宰する、食べられないファインフードを制作、販売する架空のグローサリーショップ『YUKI & DAUGHTERS』のオブジェは、すべて手作りの布製クッションやペーパーウエイトなど。うちでセレクトしたものは主に肉類ですが、中には定番のピザやプレッツェルもあります。彼女は昔、雑誌『Olive』でスタイリストをやられていた方なんです。NYのリトルプレスも運営しているので飲食店のガイドマップを作ったりとフード文化に明るくて。彼女の作品がニューヨークのミートパッキングエリアに移転した『ホイットニー美術館』のスーベニアショップで取り扱っているのを知り、一目惚れしてエクスクルーシブのアイテムをオファーしました。企画ミーティングでは松尾さんから「何の肉がいい?」僕らは「生ハムの脚がいいです」とか、そんな感じです(笑)」

LEFT:Yuki & Daughters Jamón Ibérico ¥27,000+tax / RIGHT:Yuki & Daughters Steak Cut ¥27,800 

Yuki & Daughters Slice Pepperoni Pizza ¥5,800 (1 piece) 

グラフィティにポップアートもいっぱい

「スケートやグラフィティなどのストリートカルチャーも大好きです。昨年、ニューヨークで開催されたグラフィティアートの展覧会『BEYOND THE STREETS NEWYORK』のZINEやポスター、カリフォルニアのアーティストMetal Man EDのスプレー缶を400%の大きさで表現したアートピースなんかも、完全に僕の好みでセレクトしています。スプレー缶は中にボールが仕込まれていて、振るとカラカラと音がする仕組みも忠実です。アートピースとはいえ、見た目はまんまスプレー缶なので、日本に持ち帰る際にJFK(ジョン・エフ・ケネディ国際空港)の荷物検査で引っかかり搭載NGに。そのせいで後日、船便扱いになりましたが運送会社と輸入のやりとりしているときにまたも爆発物扱いされて(笑)。最終的にはMetal Man EDにダイレクトメールして、アーティスト証明書を発行してもらう始末に。苦労しましたが何とか日本に持ち帰ることができました」

RIGHT:Metal Man ED “KRYLON” Spray Can 400% /“RUST-OLEUM” Spray Can 400% ¥135,000+tax

LEFT:“ANDRÉ SARAIVA DREAM CONCERTS” ¥3,300+tax / CENTER: “SPRAY ENAMEL” ¥3,300+tax / RIGHT:“NYC Graffiti Trucks”  ¥3,900+tax 

 

Ray Geary Over The Counter ABC’s ¥126,000+tax 

注目はミッドセンチュリー期のブラジリアンファニチャー

ここ数年、気になってるのはブラジルのミッドセンチュリー家具です。今、在庫があるのはサンパウロ出身のデザイナー、パーシヴァル・レイファーが手掛けた1970年代の1人掛けソファ『MP-97』1脚のみですが、このシリーズの3人掛けやオットマンは即完でした。アメリカやヨーロッパ、北欧のミッドセンチュリー家具は掘り起こされ、出尽くした感がありますが、ブラジリアンファニチャーまだ知る人ぞ知る存在で、個人的に注目しています。このソファの座面はボロボロのビニールレザーでしたが、質感と手触りの良い高級人工皮革「ウルトラスエード」に張り替えて販売しています。あとはアフガニスタンの通称“WARラグ”と呼ばれる戦争絨毯もイチオシです。ペルシャ絨毯のような緻密な織り柄ではなく、戦車や銃をモチーフにした、ある種スーベニア的な雰囲気がマニアうけで、世界的にコレクターがいるほどの人気です」

Percival Lafer MP-97 1P Sofa ¥293,000+tax 

Afghan War Rug ¥45,000+tax 

PROFILE
楳澤 茂 (うめざわ・しげる)
NICK WHITEディレクター

南青山のインテリアショップ『NICK WHITE』では今後、世界中のアーティストの個展も開催予定。ギャラリー要素を含んだ新感覚のコンセプトストア。

NICK WHITE 

東京都港区南青山6-3-14-203  TEL 03-3407-3110  OPEN 12:00-19:00  CLOSE 不定休 

HP:  nickwhite.tokyo 

Instagram:@nickwhitetokyo

 

 

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