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ワークウェアとしてのデニム

働くデニムは美しい

いまやファッションシーンに欠かせないデニムですが、本来は働く人々のワークウェアでした。当企画はクリエイター・アーティスト・クラフトマンたちが愛用する現代の働くデニムを紹介していきます。色落ちやダメージなど実直に働くデニムは用の美が感じられ、持ち主のパーソナルな部分が見えてきます。第2回目のゲストは木材加工集団<TIMBER CREW>のクラフトマン達です。

オリジナルワークウェアに身を包んだスタイリッシュなクラフトマン

都内のセレクトショップやアパレルショップを中心に床、壁、天井を専門に手掛ける木材加工集団「ティンバークルー」。床をはじめ什器、個性のある広葉樹を使ったカッティングボードやプラントカバーやプロダクトなど、「木」を主役とした木材加工のパイオニアです。手掛ける仕事はもちろん特筆すべきはそのワークスタイル。仕事着として着用しているボトムとシューズ以外はほぼオリジナルで作られています。営業でオリジナルウェアの企画・担当者にお話を聞きました。

「『無いものは作る』という代表の信念をもとに、会社設立3年目にオリジナルのTシャツを作ったのが始まりです。ヘビーユースにも耐える目が詰まった生地やネック部分の伸縮性にこだわり、ロゴはアートディレクターの平林奈緒美さんにお願いしました。そこからスウェットシャツやカバーオール、キャップ、コーチジャケット、エプロンとアイテムが増えていきました。作業しやすいシルエットやポケットの位置や深さ、スナップボタンのディティールなど全てオリジナルのパターンで作っています」とのことで、仕事同様にユニホーム製作も徹底的に追求しているのがうかがえます。また、ティンバークルーでは社員証の代わりにお揃いのシルバーリングを支給。そこには“仕事を楽しむ”という彼らのスローガンと遊び心が現れています。

「お揃いのウェアを着てアパレルショップへ設営に行くと、店舗スタッフさん達が“お洒落大工が来た”と言ってくれたりするので、皆、照れつつもテンションが上がりますね笑」

ハードワークを支えるペインターパンツ

オリジナルユニホームに加えて、ティンバークルーのワークウェアで欠かせないのがデニムのペインターパンツです。もともと塗装職人や絵描きが作業時に着用していたワークパンツでハンマーを吊るすためのループ、スパナなどの工具を収容するためのツールポケットが配され、作業しやすいようにシルエットはゆったりめに設定されているのが特徴。

「僕らの作業上、カッターやスケールは常に持っているので実用性のあるポケットは重宝します。動きやすいシルエットや耐久性のあるタフな素材はもちろんですが、塗装を担当する作業の職人は太ももにペンキ付着するなどそれぞれデニムの風合いやエイジングが変わってくるところも魅力。そこに愛着が湧いたりしますね。また、オリジナルウェアにもよく似合いますし単純にカッコ良いのでワークウェアとして最適ですね。ブランドは様々でアメリカ製のワークブランドやジャパンメイドのファッションブランドなど、自分たちが作業しやすいペインターパンツを数本ストックしながらローテーンョンで穿いています。もっとこだわりたいアイテムなので、近いうちにオリジナル製作を考えています。生地はもちろんカイハラデニムを使いたいですね」

共通の美意識が仕事を楽しくする

ファクトリーに隣接している2Fのオフィススペースの椅子はイームズ アルミナムグループチェアで統一、商談スペースにはアメリカ海軍に納品をしているエメコ社のネイビーチェアを使用している。その他、スタッフルームの写真やアート、ポスター、オブジェに至るまで独自のセンスで配置されています。ウェアの製作を含めて遊び心と共通する美意識が、彼らの手掛ける仕事にも色濃く表現されています。

「木を使う。床を作る。加工もする。エイジングもする。プロダクトも作る。求められば求められるがまま手と体を使ってまずはやってみる。それもすぐに。なんでもかなえることが楽しい」

編集者の山村光春氏がコピーライトを手掛けたティンバークルーのウェブサイトは上の言葉から始まります。仕事を楽しみ、創意工夫を積み重ね、進化を続けるティンバークルーの仕事を体感してください。

PROFILE
TIMBER CREW

セレクトショップやアパレルショップを中心に床、壁、天井を専門に手掛ける木材加工集団ティンバークルー。「無い物は作る」をスローガンにオリジナルウェアも製作している。

HP:www.timbercrew.co.jp

instagram:@timber_crew

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