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vol.4 ワークウェアとしてのデニム

働くデニムは美しい

いまやファッションシーンに欠かせないデニムですが、本来は働く人々のワークウェアでした。当企画はクリエイター・アーティスト・クラフトマンたちが愛用する現代の働くデニムを紹介していきます。色落ちやダメージなど実直に働くデニムは用の美が感じられ、持ち主のパーソナルな部分が見えてきます。第4回目のゲストはモデル兼アーティストのColliu(コリュ)さんです。

作品を観てくれる人にポジティブなイメージを与えたい

端正な顔立ちが美しくファッション雑誌や広告で活躍するモデルのColliuさんはアーティストとしても活動しています。COACHとのアートコラボやNew Balance「996」をテーマにしたアートワークを発表。そして今年の夏、新しく生まれ変わった渋谷の宮下公園のエントランスに3メートルのパブリックアート、「きゅうちゃん」を手掛けるなど活動の幅を広げています。アーティスト活動のきっかけ、モデルとの両立、今後の展望など次回開催する個展、「FOLKS!」の作業中でお忙しい中、アトリエでお話を聞きました。

「美大に行っている最中は制作自体を続ける気はなくて、卒業後モデル活動を行う中で、またアーティスト活動を行いたくなりました。モデルのお仕事は自分が表現者ではなく、クライアントさんと消費者との中間的に位置するのが現場の考え方です。広告は特にそうで、多くの人に届くにはがどうしたら良いのかということが、アーティスト活動の考えとリンクして、鑑賞者とのコミュニケーションする方法のヒントになりました。」

ペインティングから始まり、現在では立体的な作品を制作しているColliuさん。印象に残るポップな色使いや開催中の個展、「FOLKS!」はどのように生まれたのでしょうか?

「ポップな色を使うのは自分が好きだからという事もありますが、作品自体をポジティブなものにをしたいと考えているからです。結局、鑑賞者なしには作品は成り立たない、必要不可欠だと思っています。その空間に来てくれた人がいかに楽しんで、元気になってくれることを重要に考えていますね。自分が元気をもらったマティスや街に溶け込んだグラフィックアートの精神は自分なりに引き継いで行きたいです。今回の個展、テーマが、「FOLKS!」なんですけど韓国の民画がきっかけでフォークアートに興味を持ちました。お土産や室内装飾、魔除やげん担ぎに使われた作品でアートでありながら、実用的にも用いられています。虎や狐、馬など決まった絵柄をいろんな人が書いていて誰が描いたというよりも、モチーフが重要になってきます。いま制作しているのはディフォルメしていますが、虎が多いですね笑。去年からはPCで3Dの空間を使いながら、シミュレーションをしてから制作するようにしています。この空間に対して作品と作品ががどういう関係性で、色や大きさを決めて行くので、考える段階が長いですね。自分のパッションと手だけを動かしていると、完成したものが作品が微秒なのが多くて笑。ゴールを設定していないと途中でブレてしまいます。」

自分が出来る事を通して世の中の役に立ちたい

無数の作品を手掛けてきたColliuさんのワークウェアはhobonichi + a.のブラックデニム。3年前に購入してから、作業の際は必ず穿いているという。

「hobonichi の広告でモデルのお仕事を頂きまして撮影で着用したのが、きっかけです。ライトオンスで立ち座りが多い作業中において、全く窮屈ではなくて気に入りました。このカラーリング。ブラックデニムなのですが、黒すぎない。墨黒の色合いが木材などが、付いても目立ちにくいのが魅力。作業中とはいえ変な格好はしたくないので、このデニムはどんな組み合わせでも似合います。Leeのカバーオールは青森の古着屋さんで眠っていた、70年代のデットストックです。作業着にて購入したのですが気に入っているので今は私服として着ています笑」

Colliuさんは制作活動を始めた当初から作品と鑑賞者の関係性を考えてきました。生活の背景として自然と同居きる作品作りたいと考えて試行錯誤を重ねた結果、宮下公園のエントランスにパブリックアート完成。今後の展望もお聞きしました。

パブリックアートは街の中にあって、能動的に観に来る人なく、たまたま通りかかった人場所を覚えるきっかけになったり、待ち合わせに利用したり、作品に対して関心強くない人にさえ関わっていける特殊な存在す。作品と鑑賞者との関わり方の理想がパブリックアートでしたので嬉しいです。作品の可能性を考えると、パブリックアートになった場合、自分一人では成立しません。クライアントさん、環境とアートをつなげ、ディレクションをしてくださる会社、構造計算などを含めた制作を協力してくれる会社がいてくれて成り立ちます。そこを考えると自分自身の個人的な感情と同時に、もっとユニバーサルな感覚について考えないとその場所にある意味がない。モデル活動も同じですが、自分が出来る事を通して世の中の役に立ちたいと考えていますし、パブリックアートを多く残していきたいですね。

PROFILE
Colliu
アーティスト ・モデル

武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業後、個展の開催や様々な企業やブランドとのコラボレーション 作品を発表。数々のファッション誌や広告でモデルとしても活動。今年、宮下公園のエントランスに3メートルのパブリックアート、「きゅうちゃん」を制作。

9/5まで個展、「FOLKS!」を開催中。

FARO Kagurazaka 

東京都新宿区袋町5-1 FARO 神楽坂 1F 

OPEN 13:00-19:00 日曜・月曜休み

HP:faroaoyama.com 

HP:colliu.com

Instagram:@colliupero

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