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世界中の文化と衣服から着想を得たユニセックスブランド、「quitan」

世界中の民族とその暮らしの工夫から、ものづくりを考えるユニセックスの新ブランド「quitan(キタン)」が、2021年春から本格的デビューします。ファーストコレクションのテーマは青。デザイナーの宮田さんは「海で見つかる色」というルールを設けて表現。最新のルックブックと共に魅力を探っていきます。

点と点が線になるものづくり

世界中の生活様式と衣服をイメージソースにすることが多い「quitan」。デザイナーの宮田さんが影響を受けるのはアジアの服もあれば、ヨーロッパのミリタリー、さらにはアメカジのようなヴィンテージピースもある。「私が着想を得ているアイテムは「古くからあるもの」という共通項があるんですが、それぞれ異なった独自のルーツがあるので、ひとつ「色」という視点があると、すべてを繋いでいくことができるように思うんです。ファーストコレクションでは「青」をテーマに、「海で見つかる色」というルールを設けて表現しました。例えばネイビーは、深海の青をイメージしたり、海辺の砂が混じったゆらぎのあるインディゴのような青にしてみたり。空が映り込んだ水面、地底の植物の色についてもイメージを膨らませました。」

年代、様々な国の衣服を「青」というテーマで、まとめたファーストコレクション。世界中で受け継がれてきた技術や技法を大切にしながら、時代に合わせて共に共存し合い、新しいものに生まれ変わる、点と点が線になるものづくりが大切だと宮田さんは話します。最後にどのように「quitan」の服を楽しんでもらいたいか聞いてみました。

「私がものづくりを行う上で大切にしている7つのルールの1番目に「可能な限りユニバーサルである事」を考えています。ですので、新品、古着に限らずこれと合わせてほしくないという思いはありません。1点1点を好きに選んで、好きに着てほしいです。手にとってくださったアイテムには、ある民族のルーツや、ミリタリーの実用的なディティールが入っていたり、長く着ていただける工夫やエコサイクルを取り入れたものがあったり、世界の生活様式や文化への敬意を込めています。好きなように着ていただいた先で、皆さんの生活に馴染んでいってくれたら嬉しいです。みなさんが自由に着てくださることで初めて、quitanが伝えたいことが浸透していくと思います。」

<quitanを作る7つのルール  >

01_As universal as possible.

可能な限りユニバーサルである事。

02_As ecological as possible.

可能な限り環境に、地球に、配慮されている事。

03_There is always “something” inspired by traditions.

伝統から学ぶ「何か」がある事。

04_Well-placed production.

適材適所である事。

05_Only the Fabrics that I loved are chosen.

私の愛した素材だけが使われている事。

06_There is always “a color” for the season.

迎える季節には、いつも⼤切にしている⼀つの「⾊」がある事。

07_Supporting developments sustainably.

さいごに。持続可能な⽀援を。

Half Sleeve Shirt & Naval Thai Pants

1940年代の⽶海軍のデニムトラウザーズの⽣地を解析し、⾵合いと経年変化を再現しながら、⽣地の製造⼯程の環境配慮まで視野に⼊れたカイハラのデニムファブリックを使用。3/1の四つ綾ライトオンスデニムで、褪せてゆくような⾊落ちを表現するために、緯⽷にはグレーの⽷を採用。シャツは『ジェンダーレスにユニバーサルに。」をコンセプトにデザイン。パンツはマリンパンツのようなステッチワークを施しながら、リラックスした印象のタイパンツに。

Half Sleeve Shirt ¥26,000tax   Naval Thai Pants ¥29,000tax

Wrap Skirt

インド・ラハリアの絞り染のスカートを参考に、徳島の藍染め⼯房にて、⼿染めでグラデーションを施したワープスカート。程よく光沢のあるサテン地に⼿染めならではの藍のグラデーションが映える。 ¥40,000tax

Frilled Tunic

インドで⼿紡ぎ⼿織りされた、綿シルクカディの⽣地を使用したチュニック。放湿・保温性、通気性に優れたシルクは、夏は涼しく、冬は暖かい素材。このシルクに対し、綿を織り込むことで⽣地⾃体にコシを持たせている。美しい光沢とあたたかみのある⼿触りが特徴。オリエンタルな印象を残しながら、フリル襟を取り付け、少しモダンにアップデートしている。¥59,000tax

Veste “Amish”

程よい重量感とムラを持つリネン平織りの⽣地を採用。快晴の空のような鮮やかなブルーは、ガロンヌ川の流れるフランス南部の町のはずれにある染⼯場にて、パステル染で仕上げた。シーム上に配したポケットや、独特の背⾯のパターンは、ディテールを極⼒排除するアーミッシュの⾐服の特徴を参考にしている。¥60,000+tax

PROFILE
宮田・ヴィクトリア・紗枝
quitanデザイナー

アメリカ・シアトル生まれ。幼少の頃より多国籍な環境で遊牧民のように転々と暮らしの場を変えつつのびのびと育つ。大学を卒業後はファッションの現場でものづくりの経験を積み、2020年にアングローバル入社。2021年春夏よりユニセックスブランド「quitan」を展開。デビューとなる2021年春夏シーズンの商品は来年1月頃より順次展開予定。

HP:quitan.jp

Instagram:@quitan_official

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