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代官山BARBER BOYSオーナー兼プレイヤーの樅山敦による連載企画

BARBER BOYSのオーナーでヘアメイクもされる樅山さんによる連載企画、「映画とデニム」。映画やファッションにも造詣が深く、デニムの魅力が存分に味わえる映画をコラムと共に紹介します。

007 スカイフォール/ サム・メンデス監督作品/ 2012年公開 (前編) 

芸術映画の制作スタッフが撮影したリアル感のあるジェームズ・ボンド

今回のテーマは仕切り直し!80年代、90年代の007シリーズは、ジェームズ・ボンドが宇宙に飛んで行っちゃったり、ボンド・カーが透明になって悪人をやっつけちゃったり、なんかねぇ〜?ちょっとねぇ〜?これ、実際そうなんだけど、日本でいう仮面ライダーやウルトラマンの監督や制作スタッフが作った007(笑)ところがスカイフォールは、監督サム・メンデス、カメラがロジャー・ディーキンス。そう!去年2月に公開した、全編ワンカット撮影、アカデミー賞の3部門で賞を取った映画「1917命をかけた伝令」を作ったお二人。エンターテインメントじゃなくて、芸術映画の制作スタッフが撮った007。ものすごく美しい画作りだし、実際に有りそうなリアル感がイイ。Amazon Primeでレンタル出来るから、是非観てね!さて、今回はイギリスの諜報部「MI6」のハードディスクが盗まれるってところからスタート。スパイがどの国でどんな仕事してるか、全部のってるヤツね。それを奪い返せと命令された007、あっ、これコードネームね。001からスパイがいらっしゃいますよ。007ことジェームズ・ボンド、初っぱなからトルコの街で、テロリスト相手に、バイクやら列車の屋根の上でUFC張りの格闘がすごいのなんのって!しかもトム・フォードのスーツ姿で!ボンドの優雅さを継承してま〜す。ここで1回死んじゃうの、仲間に撃たれて…。ところがですね、ムンムンの色気を持て余したトルコの村の女に看病されて、生き返えっちゃうの(笑)そんでもって、体調が良くなったひにゃ〜、毎夜Barにくり出し、モルトウイスキーをガブ飲みして女抱いての日々。ボンドといえば63年のシリーズ最初の映画「007 Dr.No」からずーっと女と酒はつきもの、継承してま〜す。まぁ〜よろしくヤッてるけど、ハードディスクはまだ取り戻してないからね〜ボンドくん。朝方、閉店の準備をしているBarに勝手に入って、勝手にスコッチウイスキーをグビッとやりながら、トルコの朝のワイドショー観てたら、MI6本部が大爆発のニュースが!イギリスの中枢ですよ!自分が勤める会社よ!仲間が8名死去ってのに、酔っ払ってる場合じゃねぇだろうー!!ボンドくん、ロンドン戻りま〜す。もちろんボスのM女史は、政府から責任問題を突きつけられ、次期Mも引継ぎに来ちゃってるし…、さぁ、どうする?ボンドくん!さぁ、どうする?オレ…。この調子だと長くなるなぁ〜、今回は勝手に前編にしま〜す。来月、後編ね!
ボンドくん、ロンドンに戻り、勝手にM女史の自宅に忍び込み、勝手にモルトウイスキーを飲んでいるとMが帰宅「人の家に勝手に入って、あなたっ!何処で何やってたの?お酒が足りなくなって戻ったの?」って、イヤミだねぇ。「攻撃された今、必要とされてるって思ったの?あなたみたいなおっちゃんが復帰できるかは、スパイ再試験を受けなさい!」適性を試されるボンド。でも仕方ないよ、ハードディスクはテロリストに奪われたままだし…、おかげでこの有り様だし…、命令されたことを何にも達成出来てないんだから…。しかも、もう歳だしね…。「汚いから、シャワーを浴びなさい。殉職手続きしたから、あなたの家は売ったけどね。」こんなことまで言われて、かわいそうなボンドくん「じゃ、ホテルを探します!」って、うつ向き加減で…、まるでヒロシがコントをやってる時みたい。ヒロシです、ヒロシです、ボンドです、今はただのデクノボウです…。後日、体力検査や射撃テストとか受けるけど、落ちちゃうの!不合格!本人にはまだ伝えてないよ…。ある意味2度目の死、67年のシリーズ5作目映画「007は2度死ぬ」継承してま〜す。でもね、超一流をずっと張ってきたスパイって、ただじゃ転ばないの。列車の屋根上で撃たれ、そのままにしておいた弾丸をナイフで取り出し、調査班に渡すの。麻酔もしないでよ!1ヶ月以上、体に弾丸が突き刺さったままよ!めちゃくちゃ痛いよ!おかげでテロリストの居場所が判明。スパイ魂の火はまだ消えちゃいない、とM女史が判断「試験はギリギリ合格、上海へ飛びなさい!」って嘘言っちゃてるけど、命令を降す。次期Mが「私用を挟んでいる!」と指摘。そうなんです、Mは2人の男スパイを可愛がってきたの。1人はボンド。大木凡人じゃないよ、ジェームズ・ボンド。そして、もう1人が今回のテロリストの大ボスで元スパイ。M女史を逆恨みしてるんだって。これ、仲間に撃たれたボンドと繋がってるんだけど…、まぁ〜Amazon Primeで観てよ!武器を受け取りに、ロンドンのナショナル美術館へ。イギリスの財産が展示されてる宝の館だね。ロマン主義の画家ウィリアム・ターナー「解体されるために最後の停泊地に曳かれて行く戦艦テメレール号」の絵画前集合。ん〜、ボワ〜んって光る夕陽の中の戦艦、これってボンドってこと…??新人スパイQ 現る。スパイっつってもドンパチはやらない青年です。コードネームのようにIQが高い頭脳派。「威厳ある戦艦がスクラップになろうとしている、時代の流れですね〜」とか言われちゃって「ボンドさんが1年かけて敵に与えるダメージを、僕はパジャマ姿でPCを使い、紅茶を1杯飲む間に与えられる!」いや〜っ、キッツイねー!「かつての武器、ペン型爆弾などはもうフ・ル・イ!」って、おいっ、ボンド、なんか言い返せよ!「銃を撃つ判断はジャマ姿では出来ない(笑)」おっーと、Qも微笑んだぞ…、互いの能力を認め合った瞬間だね、握手握手、そうそう、良かったネ、ボンドくん。年下の仲間ができたネ。チケットと銃を受け取り、さぁ上海で戦いだー!。

番外編 〜Spotify〜オレのサントラ「007 スカイフォール」

映画のみならず、音楽にも詳しい樅山さん。ここからは番外編、『オレのサントラ「007 スカイフォール」』と題した、同映画の世界観を踏襲した10曲をセレクト。今回はイタリアのジャズレーベル「Schema」からの選曲。やはりイギリスの映画にはヨーロッパのレーベル。雰囲気が合います。ぜひ、お聴きください。

 

PROFILE
樅山敦

福島県いわき市出身。1980年代後期からヘア&メイクアップアーティストとしての活動をスタート。広告からファッション誌、俳優やミュージシャンまで幅広いジャンルで活躍。代官山の理髪店『BARBER BOYS』オーナー兼プレイヤー。また、男性整髪料ブランド『CHET』ディレクターも務める。

HP : barberboys.jp

Instagram:@barberboysdaikanyama 

HP:chet55.com

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