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進化を続ける次世代ビューティスタジオ

ヘアスタイリストとして国内外で活躍するKENSHINさんが主宰する「Epo Hair Studio」はヘアサロンに留まらず、併設のラボでハーブを使った製品を研究・開発。独自の方法で美容にアプローチを行っています。そんな次世代的ヘアスタジオ設立のきっかけから、サステナブルへの考え方までを伺いました。

まず、このスタジオを設立に至ったきっかけを教えてください。

元々の構想は、仕事でよく訪れていたカリフォルニアで、登山をしていた時に出会った“森に生きる人々との出会いや、また国内外で仕事をしていくうちに溜まっていったインスピレーションがヒントになっています。東京に戻った当初、自分の作業スペースのような、アトリエを作りたいと考えていました。でも折角であればそこから派生するものがいいな、と。自分のやりたいことをどんどん付け足していった形です。一般的なヘアサロンは、基本的な技術や使用している製品が限定されていて大きな差がつきにくいんです。だからここでは、シャンプーやケア製品など自分たちで作るようにしています。大きな企業には手が出しにくい、ナマモノを使うことにはこだわりがあります。

豊富な知識や研究方法など、ほぼ独学というKENSHINさん。植物に着目したきっかけ、魅力はどういった部分でしょうか?

大きくて強い動物を思い浮かべると、象や牛など、多くは草食動物なんです。そこに違和感を感じ、植物のパワーってすごいんじゃないかと気になりました。さまざまな文献を読んで実験してみたところ、結果は歴然。抽出したものを髪にトリートメントとして使用してみたら、傷んでいた髪が嘘のように蘇ったんです。その発見以来、より研究に火がついて今に至ります。素材となる植物も、同じ品種でも産地によって効能が変わるのが面白いです。インターネットや本の文献や、知識のある方から教わったこと。あらゆる情報を吸収し噛み砕いて、どう応用していくか、という僕たちのやり方は今っぽいかなと思います。

―OEMのオファーなど、各所から注目を集めるEpoの製品開発のインスピレーションを教えてください。

コマーシャル的な要素よりは、新しい、香ったことがない香りを作りたいと常々思っています。新しい素材に出会った時にも創作意欲が掻き立てられます。香りを作る作業は、音楽と似ているんです。ベースはこの香り、ドラム、パーカッションはどの香りだろう、というイメージで配分をしています。何層にも重なるEpoの香りは複雑で、ほかでは嗅いだことのない香りに出会えます。こういった研究の過程や使用する素材など、僕たちの熱量が実際にサロンで見てもらえるこの“透明性がオファーにつながっていると思います。

サステナブルに向かって取り組んでいることはありますか?

正直、特別サステナブルを意識してはいないんです。ただ科学製品を使用する場合、捨て方は重要だと思っていて。ヘアサロンとして、カラーやパーマをした後の水の処理には気をつけています。カニの甲羅を粉末状にして混ぜて流すことで、アルカリ性になったpH値を中性に戻す働きがあるんです。僕たちは生活する上で科学製品の恩恵を必ず受けているし、それを使うことに対して否定的ではないです。作りすぎたり、買ってすぐ捨てたり、というのが大きな問題だと思います。僕たちが良いモノを作るためにはコストもかかります。大量生産されたものと、こだわって作られたもの。選択肢が広がったと考え、自分の生活にあった選択をしてほしいと思います。このスタジオに来てくれるお客さんは、そう言った僕たちの考えに賛同してくれていると思っています。

今後の展望

実は山梨に新しいラボを構想中です。地元の方とコミュニケーションを取りながら新しい素材を見つけたり、豊富な素材でより実験を発展させたいと思っています。また、近いところでいうと来月このスタジオをリニューアル予定です。現在はハーブを中心に扱っていますが、キノコなど菌類にも興味があります。あくまで自分がやりたい、興味があることが前提ですが、これは美容なのか?と思ってしまうレベルまで、とことん進んで行こうと思っています。

INFORMATION
Epo Hair Studio & Essential Oil Factory

東京都 渋谷区 富ヶ谷 1-9-15 1F

tel.03.6407.9970 予約優先制

HP:epohair.com

Instagram:@epohair

 

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