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代官山BARBER BOYSオーナー兼プレイヤーの樅山敦による連載企画

BARBER BOYSのオーナーでヘアメイクもされる樅山さんによる連載企画、「映画とデニム」。映画やファッションにも造詣が深く、デニムの魅力が存分に味わえる映画をコラムと共に紹介します。

負け犬の美学/サミュエル・ジョイ監督作品/2017年公開

 

ボーイッシュなオロールちゃんの肩肘張らない90’S CLASSIC STYLEに惚れ惚れします

冷蔵庫の残り物で作れる料理を考え、出来上がった料理がたまたま美味しく出来上がり幸せな気持ちになった、そんなボクシング映画!Amazonプライムに落ちてるから是非観てね!ヒヒヒヒッ。勝ち負けはない。名誉と栄光もない。家族のために犠牲を払う父親でもない。ただボクシングが好きな平凡で純粋な気持ちを持った45歳のスパーリングパートナーの物語。そしてね娘がいるの、ボーイッシュなオロールちゃん。デニムのカバーオールにインナーはパーカでフード出し。ナチュラルなショートカットが全盛期の「オアシスVo.リアム・ギャラガー」を彷彿させるオロールちゃんは肩肘張らない90’S CLASSIC STYLE でピアノ教室に通ってるの、カワイイでしょ!あんまりカワイイから弾いてる姿に父ちゃんは惚れ惚れしちゃってね〜、あんまり上手じゃないけど、へへへへッ。ピアノが好きでパリの音楽学校に行きたいって言ってるよ、どうする?父ちゃん。オレもね、89年西麻布にオープンしたタケオキクチ・ビルの「BARBER」を観て、母親も床屋だからオレも床屋を開くかなぁと思い、リスクが少なそうなヘアメイクを資金稼ぎのつもりで始めたところからずるずると生きてる感じだよ。浅く腰掛けたままの人生っていうのか….。女性のヘアをアップ、アイロンで巻く、メイクアップ、男性の髪を刈り上げる、パーマ、シェービングなどの技術も師匠について学んだとか、そういうことがないまま、何とな〜く自分の感覚だけで作ってきただけだから、いつか通用しなくなるなぁ〜と思ってた。ただ何ていうのかなぁ?好きなのかなぁ?自分では分からないけど、90年台前半はこんな感じがオシャレでしょうってヘアメイクを作って渋谷系の仕事を頂いたり。90年台後半はこれってメイクしない方が可愛いでしょうって裏原系に提案したり。田原俊彦をフェードで七三のパートスタイルにしたり。片岡鶴太郎をマフィア風オールバックスタイルにしたり…。オレ、どっちかっていうと勝手な想像と妄想が好きなんだよね〜、ヒヒヒヒッ。それは自分でもよく分かる。モノ作りも想像から生まれてるって思うよ。整髪料を作らせてもらったり、こうして文章を書かせてもらったりしてるしねぇ〜。1つだけでいい、好きが見つかると長〜くやれるんだね。

番外編 〜Spotify〜オレのサントラ「負け犬の美学

映画のみならず、音楽にも詳しい樅山さん。ここからは番外編、『オレのサントラ「負け犬の美学」』と題した、同映画の世界観を踏襲したセレクト。今回はフレンチ産の再発を手掛ける大阪にある履物屋店主が営むジャズレーベル「澤野工房」からのプレイリストです。ぜひ、お聴きください。

PROFILE
樅山敦

福島県いわき市出身。1980年代後期からヘア&メイクアップアーティストとしての活動をスタート。広告からファッション誌、俳優やミュージシャンまで幅広いジャンルで活躍。代官山の理髪店『BARBER BOYS』オーナー兼プレイヤー。また、男性整髪料ブランド『CHET』ディレクターも務める。

HP : barberboys.jp

Instagram:@barberboysdaikanyama 

HP:chet55.com

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