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vol.7 ワークウェアとしてのデニム

いまやファッションシーンに欠かせないデニムですが、本来は働く人々のワークウェアでした。当企画はクリエイター・アーティスト・クラフトマンたちが愛用する現代の働くデニムを紹介していきます。色落ちやダメージなど実直に働くデニムは用の美が感じられ、持ち主のパーソナルな部分が見えてきます。第7回目のゲストはミュージシャンのTHE EMPTY ORCHESTRAさんです。

幼少の頃から手を動かすことが好きで、それが音楽活動へ繋がっている

2021年7月24日1st single 「THE STAR」をリリース、8月22日には2nd single「DEMO」の楽曲配信、MV公開予定。ギター弾き語り、レゲエ、ダブ、ダンスミュージックなど幅広い楽曲を行うTHE EMPTY ORCHESTRAさん。多忙を極める中、創作をしている部屋で音楽を始めたきっかけと愛用するデニムについてお話を聞きました。

「この音楽部屋では締め切りがある時は夜中から朝方まで作業することもありますが、自分だけの空間なので、あっという間に時間が経ってます。この部屋にあるものは、断捨離をした時に手放せなかった想い出が詰まったものばかり。今まで音楽は趣味の一部でしたが、最近は自分で音楽を作り始めました。音楽で表現していくと決めた時、14歳の頃に購入したギターがまるで用意されていたかのように目の前にあって、その事がきっかけで音楽活動を始めました。」

幼少期、祖父母によく教えて貰った遊びがあり、その原体験が現在の音楽活動にも繋がっているといいます。

祖父母からは竹とんぼやベーゴマ、かまぼこ板を使っておもちゃを作ったりとか、手を動かす遊びを教わりました。自分が作ったものが一番愛着が湧くのでそういう意味では、詩を書いたり、音を奏でたり、表現することは手を動かして創造しているので、幼少の時に教わったことが今の音楽活動に繋がっているんだと感じます。」

大切な方々から受け継いだデニムを穿き続けていきたい

数年前、部屋中に物が溢れてしまい断捨離をした経緯があるTHE EMPTY ORCHESTRAさん。ワードローブや家具を友人に譲り、家にほぼ物がなくなるくらいまで周りを整えたが、デニムだけは手放さなかったのだとか。

「デニムは週6くらいで穿いています。もともと、10代の頃はスキニーデニムを愛用していて、穿いて寝るくらい好きでしたね。そこからワイドシルエットやオーバーサイズのデニムも身に付けていました。いまは父親から譲り受けた1本とマネージャーから頂いた3本、計4本のリーバイスを愛用しています。後染めのもの、先染め1本ずつと今日穿いている551、父親から貰った515のデニムです。気に入ったものがあればずっとそれを穿き続けています。」

いまはサイズが合わず、穿けないが手放せないデニムがあるという。

「リーバイスの方に頂いた501です。一時期は育てることが大好きで、穿いたままお風呂に入ったり、身体に馴染ませようと必死でした(笑)。お陰で自分の身体にあったヒゲやアタリ、膝裏のハチノスのエイジングが出て嬉しかった。洗濯した日はポケットの裏にマジックで日付を書いたりして育てていました。それだけはどうしても手放せないですね。もうサイズが合わないのでいつか別のものに作り変えたいですね。デニムは生地が強いからバッグにも出来るし、丁度トラベル用のギターがあって、そのケースが小さいので、そのデニムを使ってギターケースに出来たら良いなと考えてます。」

最後にTHE EMPTY ORCHESTRAさんにとってのワークウェアの定義を聞きました。

「表に顔を出している職業なので、オンとオフという線引きが曖昧な部分があって、その曖昧さみたいなものに辻褄合うワークウェアがデニムです。大切な方々から受け継いだデニムはもう身体の一部のように馴染んできているので、穿き続けて育てていきたいですね。」

 

PROFILE
THE EMPTY ORCHESTRA

2021年7月24日 1st single 「THE STAR」楽曲配信、7月27日Music Video配信
2021年8月22日 2nd single 「Demo」楽曲配信、Music Video公開

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