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樅山敦による連載企画

BARBER BOYSの樅山さんによる連載企画、「映画とデニム」。映画やファッションにも造詣が深く、デニムの魅力が存分に味わえる映画をコラムと共に紹介します。

GET BACK / ピーター・ジャクソン監督作品 / 2021年公開

名曲誕生にデニム有り

1969年1月、22日間のセッションとレコーディング風景、それとビートルズ の本社ビル「アップル・コア」屋上でのライブを8時間に編集したドキュメンタリー。これは貴重ですね〜、世界遺産級の映像。Disney+におちてるから、年末年始に是非!色々と見えて来るのよ、意外な事実が。ポールとジョージはケンカばっかり(笑)「ギターソロはそうじゃない!」「だったらクラプトン呼べばいいよ!」って、しまいにはキレるジョージ「今日で辞める!NME誌でビートルズ、ギタリスト募集と出せ!」つって帰っちゃうの(笑)ビートルズ 解散はオノ・ヨーコが原因って何十年も語り継がれて来たけど、本当の理由はこの二人なんだね(笑)終始「ボクらはビートルズ なんだ、ちゃんとしなきゃ」つって真面目に仕事に取り組んでいるのはポールだけ!毎晩帰宅したら作曲して、次の日スタジオでザッとだけどプレイ、そこへテキトーと言うか?思い付きと言うか?詞を口ずさむ愉快なジョン(笑)ボーっとしてるリンゴ。コイツら〜って感じなのよコイツら(笑)そんなビートルズ、「GET BACK」や「LET IT BE」が生まれた瞬間、誰かしらデニムを着用してるのよ。名曲誕生にデニム有り!最後まで観ると、ビートルズはデニムが日常なんだ。英国的デニム・スタイルは後輩たちのお手本でもある。ポール・ウェラー、レディオヘッド、オアシス、プライマル・スクリーム…、みんなマネしてる。リハーサル中に飲むコーヒーもマグカップで、スタバみたいなフタ付き紙コップは使わない。そんなところまでにもリスペクトがあるのよ。細かいねぇ〜。そんなヤツらの音楽、オレは好きだなぁ〜。ソウルやヒップホップ にもあるよね。今だとSILK SONICもマーヴィン・ゲイ先輩やマイケル・ジャクソン先輩へのリスペクトがガンガン伝わってきて、毎日ヘヴィー・ローテーションで聴いてる。つながってんだよ、継承してんだよ、一途なんだよ、英国ロックとブラック・ミュージックは。そこがイイネ。

番外編 〜Spotify〜オレのサントラ「GET BACK

ここからは番外編、『オレのサントラ 「GET BACK」』と題した、同映画の世界観を踏襲したセレクトしました。今回はレーベルからの選曲ではなくて、「The Beatles Jazz Cover」いや〜っ、しみるねぇ〜、是非、拝聴ください。メリークリスマス!

 

PROFILE
樅山敦

福島県いわき市出身。1989年からヘア&メイクアップアーティストとしての活動をスタート。2007年代官山にオープンした理髪店「BARBER BOYS」オーナー兼プレイヤー。2016年男性整髪料ブランド「CHET」のディレクター。2021年Panasonic バリカンのヘアスタイル監修も務める。

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