BARBER BOYSの樅山さんによる連載企画、「映画とデニム」。映画やファッションにも造詣が深く、デニムの魅力が存分に味わえる映画をコラムと共に紹介します。

Blue Streak ／レス・メイフィールド監督作品 ／ 1999年公開

 

90年代のマーティン・ローレンスはとても洒落てる。

目標を見つけ達成するが、トラブルで状況が変わる。テンションが軽く気軽に楽しめるのは超一流のコメディアンの力量だ。そんな主演のマーティン・ローレンスと自分なりの2022.S/Sについて考える。今更だが太めのデニムを穿きたい。この映画の彼を真似た装いでほんの少し野暮ったく、けどドレスなデニムを追加したい。想像してみよう。サンセットが近づいてきたら、白のタンクトップの上からオーバーサイズのシャツを羽織り、ボストン型のサングラスを掛ける。S/Sらしいブルーレンズが気分だ。そして人気もまばらなビーチを散歩するなんてどうだろう。彼のようにコーチジャッケットを合わせるのもいいが、自分にはどうもユニフォーム感が抜けきらない。

この映画はテンポが良く滑稽だ。終わり方も爽やかで、とても気持ちが良い。Amazonプライムで是非。今回も含め90年代のマーティン・ローレンスはとても洒落て見える。特にデニムの穿きこなしはあっぱれ。40、50代の都会で暮らす男性にお勧めしたい。

番外編 〜Spotify〜ボクのサントラ「Blue Streak」

ここからは番外編、『ボクのサントラ「Blue Stereak」』と題した、同映画の世界観を踏襲したセレクトをしました。今回は劇中でも流れていたJAY-Zが代表を務め、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンを拠点に活動、HIPHOP、R&Bを中心とするレコードレーベル 「Roc Nation」からの選曲。是非、拝聴ください。