樅山敦による連載企画
BARBER BOYSの樅山さんによる連載企画、「映画とデニム」。映画やファッションにも造詣が深く、デニムの魅力が存分に味わえる映画をコラムと共に紹介します。
トップガン マーヴェリック / ジョセフ・コシンスキー監督作品/2022年公開

トム・クルーズの出演条件は「ジェット戦闘機はCGではなく、実機にしてくれ」
作品コンセプトは「無人化する軍事において、戦闘パイロットの存在を再定義していく」
ファンには「国防総省が許可を出してくれるなら、楽しいことになるだろう」
これは観るしかない

期待を遥かに上回る破壊力
大衆への奉仕と人間が生きることに対する肯定がハリウッド映画
恐るべしアメリカン・エンターテインメント

プライベート・シーンは全てデニム
体型も昔のままをキープ
息子か?と思えるくらい
予想を全く裏切らないトム・クルーズに役者魂を感じた

最初のトップガンは1986年、ボクが東京に出てきた年
当時はデビッド・ボウイ、シャーデーが出演した50年代のロンドンを舞台にしたイギリス映画「ビギナーズ」に夢中
20歳の若僧は影響を受けて、英国旅に出てしまったほど
なので残念ながらトップガンを観る隙間がなかった

日比谷で観たから、JRを内側に渡ってはらごしらえ、泰明庵へ
上新香とたら子の煮たのでビール小瓶
〆のせりかしわそばに舌鼓
番外編 〜Spotify〜ボクのサントラ「トップガン マーヴェリック」
こからは番外編、「ボクのサントラ「トップガン マーヴェリック」」と題した、同映画の世界観を踏襲した選曲。今回は最初のトップガンが上映された80年代に流行ったAORからのSky-High Mix。

福島県いわき市出身。1989年からヘア&メイクアップアーティストとしての活動をスタート。2007年代官山にオープンした理髪店「BARBER BOYS」オーナー兼プレイヤー。2016年男性整髪料ブランド「CHET」のディレクター。2021年Panasonic バリカンのヘアスタイル監修も務める。