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vol.8 ワークウェアとしてのデニム

働くデニムは美しい

いまやファッションシーンに欠かせないデニムですが、本来は働く人々のワークウェアでした。当企画はクリエイター・アーティスト・クラフトマンたちが愛用する現代の働くデニムを紹介していきます。色落ちやダメージなど実直に働くデニムは用の美が感じられ、持ち主のパーソナルな部分が見えてきます。第8回目のゲストは幡ヶ谷でカフェ・ワインバー、<Cyōdo>を営む山口萌菜さんです。

日常の中の“ちょうどいい”を届けたい

幡ヶ谷駅の賑やかな商店街を抜けて、小道に位置するCyōdoは日常の中の“ちょうどいい”をコンセプトとしたカフェ・ワインバー。落ち着く照明、ウッドのぬくもりとタイルの内装はまるでヨーロッパに居るような空間です。オーナーの山口萌菜さんへお店のコンセプトや仕事着でもあるデニムについてお話をお伺いしました。

「母が料理上手で自然と料理には興味がありました。幼少の時、父の仕事の関係でフランスやイギリスに滞在していた時期もあり、ヨーロッパの文化や食事に影響を受けていますね。食べるのも好きだし、作るのも好きだし、料理するのが癒しですね。幼い頃はピアニスト、東京に出てきてからはモデル活動と自分がやりたい事を順番に試した結果、一番あっていたのが料理です。」

東京に出てきて、モデル事務所に所属しながらいくつかのレストランで修行した萌菜さん。撮影やイベントのケータリングも行っていた時期もあり、その時のご縁で前の場所(代々木八幡)でCyōdoをオープン。今年3月に現在の幡ヶ谷へ移転した。

「ヨーロッパにあるお店の雰囲気を出したくて、イメージボードを作って設計士さん、施工会社さんと相談しながら作りました。お店の名前のCyōdoは“ちょうどいい”からきています。メニューの構成や接客、“ちょうどいい”塩梅を見極められるお店でありたいというのがコンセプト。移転してからは幡ヶ谷の土地柄もあり、お客さまの年齢層は幅広いです。若い子が来てもおじいちゃん、おばあちゃんが来ても、一緒に楽しんで頂けるお店が私の理想。コーヒー一杯で少しの時間を癒として帰られる方も入れば、ボトルワインでお昼からゆっくり楽しまれる方もいます。ご常連のおじ様たちと若い層のお客様がカウンターで一緒に楽しんでる姿を見て嬉しい。これからもお客さんの“ちょうどいい”を届けていきたいですね。」

汚れても安心できる頼もしい存在

現在でもお誘いがあれば雑誌の取材やモデルのお仕事も行っている萌菜さん。そのお洒落な着こなしは彼女の人柄で溢れています。

「モデル事務所に所属していた時は、自分のやりたい事に悩んでいた時期でして(笑)。有り難いことにお店をオープンして自分に一番あっている仕事を見つけられたことで自信がついたため、取材やモデルの仕事もいただけるようになりました。デニムは仕事でもプライベートでもよく穿きますね。サロペットやワイドシルエットのもあれば、濃い色と薄い色のストレートシルエットなど6本ほど所有しています。デニムの魅力はどんなトップスにも合わせらて、まさに“ちょうどよい”アイテム。またエプロンはしていますが仕事柄は、汚れる事が多いので不安なく穿けるので私にとっては頼もしい存在ですね。」

PROFILE
山口萌菜

1996年生まれ。幡ヶ谷にあるワインバー『Cyōdo』のオーナー。それぞれが「ちょうどよく」落ち着ける場所をコンセプトに、ナチュールワインと食事とデザートを提供している。

Instagram:@bisous_mona44

Instagram:@cyodo_official/

住所:東京都渋谷区本町6-37-10
定休日:日曜日、月曜日

Photo by:@tokimatsu_aoi

 

 

 

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