樅山敦による連載企画
BARBER BOYSの樅山さんによる連載企画、「映画とデニム」。映画やファッションにも造詣が深く、デニムの魅力が存分に味わえる映画をコラムと共に紹介します。
ブルーノート・レコード ジャズを超えて/ソフィ・フーバー監督作品/2019年公開



ー 今回は某新聞社から取材を受けました。その模様をどうぞ ー
ー映画どうでした?
最近のジャズのドキュメンタリーは秀作が多いけど、これは紛れもなく優秀作品。
ーどのあたりが?
気負ってなくて、しかもハイクオリティ。歴史に対するリスペクトもあるし。
ーん〜、他には?
ジャズを演奏する喜びも感じ取れたし。
ーもう一声?
キミ、ガシガシ来るねぇ〜。
ん〜っ、まっ、イイや。真面目だよね。その姿勢がカジュアルに伝わったよ。
ー映画とデニムの関係性は?
先輩、次世代のセッションがメインなんだけど、すごくリラックスムードだし、デニムを履いてるジャズメンが多かったなぁ。
ーどんな風に?
スタイリッシュでも何でもない「ふつう」にね。ほら、dancyuの編集長がやってるBSの番組あるじゃない、観てる?
「ふつうで美味しい植野食堂」って、その感じ。
ーよく分からないのですが?
観てねぇ〜のかよ!まっ、イイや。要するにカッコつけなくてイイのよ、セッションは。「ふつう」がイイの。
ーブルーノートは偉大なレーベルですが、その魅力とは?
純粋で潔白なものを失っていないところかな。
ー最後にJAZZとは?
媚びない美意識かな。
ーもう一声?
来るねぇ〜、キミ。ドSだろ??
んっ、まっ、イイや。未来は過去にある、ってことかな。
ーまっ、イイか、こんなもんで。
キミねぇ〜。
番外編 〜ボクのサントラ「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」
こからは番外編、「ボクのサントラ「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」」と題した、同映画の世界観を踏襲した音楽を紹介。今回は自分で作曲しちゃいました。

福島県いわき市出身。1989年からヘア&メイクアップアーティストとしての活動をスタート。2007年代官山にオープンした理髪店「BARBER BOYS」オーナー兼プレイヤー。2016年男性整髪料ブランド「CHET」のディレクター。2021年Panasonic バリカンのヘアスタイル監修も務める。