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樅山敦による連載企画

BARBER BOYSの樅山さんによる連載企画、「映画とデニム」。映画やファッションにも造詣が深く、デニムの魅力が存分に味わえる映画をコラムと共に紹介します。

あの夜、マイアミで/レジーナ・キング監督作品/2021年公開

1964年、マイアミのモーテルで「差別に苦しむ俺たちに何が出来るのか?何をすべきか?」を4人のスーパースターが語り合う。同じ人種だからといって同じ考えを共有出来ない、だから面白い。おっちゃん達は是非、prime videoで。

1963年からビートルズがパコんときて、ボブ・ディランもきて、ロックとフォークが勢力拡大。おかげで黒人側のジャズとソウルが落ち目に。特にジャズは打撃をくらった。公民運動の答えを急ぐマルコムXの行動はこの影響も有るのか?

サム・クックは黒人音楽の出版社/レーベルを設立、白人企業の搾取から脱した賢いソウル・シンガー。所属アーティストのボビー・ウーマックが作った曲を英国の若い白人バンドがカバーしたいと熱望。アレンジ変えてシングル切ったら、初の全英1位に。著作権管理のサム・クックにガッポリ印税が。「ローリングストーンズはいい仕事をしてくれてる」だって。

この映画にデニムは無かった。でもボクが(雑誌BRUTUSも)注目してる ” BLACK IVY ” 。映画を観て、デニムに対する欲求が足りないおっちゃん達は「写真集 BLACK IVY」が満たしてくれます。是非、Amazonで。

劇中でかかるボブ・ディランの「風に吹かれて」の歌詞。「友よ 答えは風の中さ 友よ 答えは風の中を舞っている」

答えというのは本にも載ってないし、討論会をやっても見えてこない。目の前で舞っているのさ。つかめないけど…。と解釈したが、合ってますか、先輩?

夏の終わりにホワイトデニムなどを買った。眼鏡も欲しいなぁ〜。

番外編 〜ボクのサントラ「あの夜、マイアミで

こからは番外編、「ボクのサントラ「あの夜、マイアミで」」と題した、同映画の世界観を踏襲した音楽を紹介。今回も自分で作曲しちゃいました。

樅山敦

福島県いわき市出身。1989年からヘア&メイクアップアーティストとしての活動をスタート。2007年代官山にオープンした理髪店「BARBER BOYS」オーナー兼プレイヤー。2016年男性整髪料ブランド「CHET」のディレクター。2021年Panasonic バリカンのヘアスタイル監修も務める。

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