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気になるあの人のデニムスタイル

想い出のあるデニムや育てているデニムなど、お気に入りの逸品をリレー方式で紹介する連載企画。第一回目のゲストはNYやヨーロッパで活躍する、ユニセックスファッションブランド「TANAKA」のデザイナー、Sayori Tanakaさんです。

1.Blue Denim Style

カイハラさんにTANAKAの別注でリサイクル糸を使用し作って頂いた、セルビッチデニム達。洗い加工 を施すと色落ちの仕方が最高にカッコ良いです。春夏で人気だった、ウェストローエッジでトラウザーのように仕立てたジーンズ(UNFINISHED JEAN TROUSERS)は私も愛用しています。これから店頭の秋冬用に作った、デニムジャケット(NEW CLASSIC JEAN JACKET)はコートのイン ナーとしてもアクセントに着られるようにボクシーながらコンパクトなフィットを作りました。もちろんスタイリング写真のような、ショートパンツと合わせたりと、デニムオンデニムで春夏も楽しんで ます。ロングドレスに羽織ったりしても相性が良さそう。

 

A)色味と色落ちが最高のLevi’s 3rd Big E モデルのデニムジャケット。1枚でももちろんですが、これを インナーに着てコートを羽織ると自分らしい感じがしてなんだかいつも落ち着きます。 以前着ていた人によってベストな丈に詰めてあり、ベルトのところにリペアの跡が見えます。確か Brooklyn のDamboにあるFront General Storeという日本人オーナーのヴィンテージストアで購入した と思います。

B)レッドベアのショーツもかなり長く穿いているもので、どこのヴィンテージショップで購入したか忘 れてしまったのですが、私の夏の定番でなんとも言えないチャーミングについたクマのアップリケと綺 麗なインディゴブルーがお気に入り、贅沢にも赤耳のLevi’sをカットオフしたもののようです。

2.White Denim Style

C) 私にとってホワイトデニムは年中通して、アウトフィットの定番です。スタイリング写真でも穿い ているタック入りのホワイトワイドデニムもFront Genaral Storeで購入したもの。ミリタリー、ネイビー(海軍)のデッドストックのパンツだと思います。

ホワイトカラーでのボリューム感としっかりした 生地感はストリートっぽくも大人っぽくも着こなしやすいので気に入っています。

D) もう一つはカイハラさんにTANAKAの別注で作っていただいたローホワイトデニムのワークジーン ズ。私が穿いているのはプロトサンプルですが、ローホワイトのワークデザインのパンツはシックなブ ラックの着こなしやコーディネートのアクセントにも意外と便利です。

3. A.P.C./Dior Homme/ Levi’s Red 

おそらく両方ともカイハラ生地なのではと思います。

E) A.P.C.の色落ちの素晴らしいユーズドデニムはニューヨークSOHOのお店で購入したものです。

F) Dior Hommeのブラックコーティングジーンズはパリの蚤の市にある、マルジェラでデザイナーをし ていた方が週末だけオープンしているお店で購入しました。

どちらも細いデザインや、仕様を綺麗目に仕立て、作られていて半分は研究のために買った2本です。 前カンになった前あきのデザイン、デザインポイントになっているポケットのダーツ、ジーンズでは普 通のチェーンステッチを使わず、現代にアレンジした綺麗な仕様、限りなくフラットに縫われた丁寧な 縫製など、一世を風靡したプロダクトには勉強になることが沢山あります。

先月、久しぶりに東京へ滞在した際に、訪問したドクターデニム本澤氏の秋葉原のショールーム で譲り受けた2000年代前半のLevi’s Red コットンレーヨンデニムのセットアップ。本澤さんの膨大なデニムアーカイブを見せてもらっている中で目に止まった気になるデザインデニム。 緑味のかかったグリーンキャストのカラーはインディゴ本来のカラーからインスパイアされているそ う。立体的に作られたフィットもこれから研究していきたいアプローチの一つです。私が何度も試着し たり、あまりにも細かく凝視していたら、「そんなに気に入ったならあげるよ」と太っ腹な本澤さん。 ありがとうございました! 研究して更にいいデニム作ります。

PHOTO by KEI TOYOSHIMA

Interview

デニムを合わせる際のコーディネートのポイントや気をつけていることを教えてください。

普段、自分のスタイリングとしてはデニムだからカジュアルな着こなしというよりかは、色、素材、デザインなどデニムとは質感の違うモードっぽいものや、ストリートっぽいものを合わせたりテイストもボーダーレスで自由な感覚で着こなすのが好きです。いろんなシチュエーションにデニムを合わせるのが好きで、今はカラーもホワイトやブラックなど気軽に取り入れられるのがデニムのいいところだと思います。一方で上下ボロボロの古いヴィンテージで合わせたような、ザ古着ルックも最高にカッコ良いので時々トライしたくなりますね。

デニムを選ぶ際のポイントはなんでしょうか?

自分で穿くものはフィット感がすごく気になります。少しでもスタイルを良く見せたい(笑)職業柄、デニムのデザインをしてきたので、珍しいヴィンテージのものや、色落ちがカッコ良いもの、またその年代を色濃く反映したデザインだったり、あとはデザイナーズブランドのデニムで、デニム生地とデザインのマッチが面白いものなど、本当に幅広く自分の勉強のためにも購入します。

次にご紹介いただく人はどのような繋がりがある人でしょうか?

長尾悦美 さん / 高島屋ウィメンズクリエイティブディレクター 

パリのファッションウィークで共通の友人を介して知り合いました。パリの展示会に見に来てもらっ たり、ショー会場やバーで逢ったりと、最近は東京で素敵なご自宅にも招いていただきましたが、実は 彼女が出張している際の海外での交流が多い友人です。バイヤーとして色々なものを見てきた、彼女の デニムスタイルは独自の世界観で私もいつも注目しています。

Joseph Au さん / Creative Director of Billionaire Boys Club, Icecream 

ニューヨークの友人を介して知り合いました。TANAKAの展示会にも足を運んでくれたり、合同展示会

で会ったりと、いつもいろんな服を見て勉強熱心なイメージ。彼のスタイルからも想像できるように、 以前ラルフローレンでデザイナーをしていた経験もあり、ヴィンテージに精通しているJoe。今はそれ をストリートのクリエーションに活かしてNYで活躍している友人です。

私自身2人のクローゼットの中のお気に入りのデニムがとても気になります!

PROFILE
SAYORI TANAKA
Designer TANAKA

「これまでの100年とこれからの100年を紡ぐ衣服。時代、性別を超えて永く愛される衣服。」をコンセプトにしたユニセックスのブランド「TANAKA」を2017年からニューヨークにてスタート。

東京モード学園アパレルファッションデザイン学科卒業。ヨウジヤマモトにて「ヨウジヤマモト ファム」「ヨウジヤマモト プールオム」「ワイズ フォー メン」で企画、ニットカットソーデザイナーとして経験を積んだ後、ファーストリテイリングに入社、「ユニクロ」のウィメンズデザインのチームリーダーとして東京、上海、ニューヨークのオフィスに勤務。

HP: tanakanytyo.com

instagram:@tanakanytyo

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